音楽と人−1997年9月号 表紙:ホフディラン

 市川哲史の酒呑み日記−85
「恐怖、背中に走る鈍痛!?、の巻」

 6月20日金曜日。新宿・居酒屋(爆呑酒)。
 ミッシェルの新宿リキッド・ライヴを観に行く。恐ろしく超満員で極暑空間と
化した状況に耐えきれず、こういう時は呑むしかない。そのまま打ち上げに突入、
大人数で爆発的に盛り上がってるが、アベだけクールに一人で呑んでいる。
「君、友達居ないのか」「浸ってるんですよライヴの余韻に」。アベが言うと
格好いいなあと思ってたら、首からカメラぶらさげたクハラが寄ってきて、
バシャバシャ写真を撮っていった。同じバンドでこうも違うか、人間のノリが。

 6月22日日曜日。都内某所・藤井麻輝宅(しっとり酒)。
 編集部の空調が悪く、とても居られる状態ではない。しかし締切過ぎた原稿を
書かねばならん。そうだ、編集部から近いフジマキの家に寄生しよう! 我儘な私である。
 行くと申し訳無い事に歓待を受けてしまい、お酒やらおつまみやらが続々と出てくる。
しかも今期爆発的に弱い巨人がこの日珍しく勝ち、フジマキと共に盛り上がっちゃって、
結局原稿は全く進まないのねー。で、通常の場合の3倍の時間でやっと完成。
「また来て下さいね」。君も寂しいのか?

 6月24日火曜日。渋谷・しゃぶしゃぶ屋→某所・居酒屋→同・TAKURO宅
(ありゃ久々の地蔵酒)。
 TAKUROより例によって「呑みましょうよー」(電話)しかし私はポリドールの
人達と先約が入っており、結局地獄のダブルヘッダー敢行……いいんだいいんだ
呑めれば(自虐笑)。
 あ、ヤバいなあ。ペース忘れて呑んじゃったなあ。偶然他の人にも逢っちゃった
もんなあ。結局酩酊度が高いまま、深夜0時頃TAKUROに合流する。こっちはこっちで
居候してる函館の友人やら、新潟タウン誌の男の子やらが居て、やはり盛り上がって
いる。酩酊か君も。「市川さん、GLAYの音本当に好きなんですかぁ?」。
君は絡み上戸だったかあ。
 その後舞台はTAKURO宅へ。気がつけば私はソファーで毛布にくるまって地蔵と
化していた。朝6時だ、家に帰ろ。

 6月25日水曜日。三軒茶屋・ワイン割烹(高級酒)。
 何故か私は『ガールポップ』誌に頼まれて、「衛藤利恵嬢とワインを呑む」
という謎の企画に出陣する。彼女とは昔スペースシャワーで一緒に番組演ってたので、
仲は好いのだ。この日はベタベタのギャグを連発するソムリエ親父に振り回され、
なおかつワインが苦手な体質もあって、呑めば呑むほどわけわかんなくなって
しまったのであった。んー、高い酒を人の金で呑んだのに憶えてねーっっっ。
もったいねーっっっ。でもありがとうソニーマガジンズ(v)

 7月3日木曜日。仙台・メキシコ料理屋→同・キャバクラ→同・バー
(おいおいここまで呑むかい酒)。
 BJCの仙台公演に出張する。あ、紙数足りず。次号を待て!

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