酒呑み日記 81
音楽と人 97年5月号 
なんとなく休肝日な感じ、の巻 

2月10日月曜日。川崎・クラブチッタ(開き直りの楽屋酒)。 
 KEN主催の恒例イベント「マジックダンスホール」に、深夜25時より合流する。 
私の出番自体は26時半からCASCADEとトーク・ライヴだったのだが、 
実は彼ら同じくチッタで夜別イベントにライヴ出演した後だけに、 
既に打ち上がっててあら羨ましい。 
しかしTAMAが異常に泥酔しており、楽屋来て倒れてそのまま寝込むわ、 
あげく寝ゲロするわ―――同じ楽屋のアンラッキー後藤はその光景を冷静に観察して 
一言、「CASCADEさんが将来売れたらネタに使わせて貰います」クールやなぁ。 
 結局、私はTAMA不在のCASCADEとトーク・ライヴを演った後も、 
朝6時半の終演まで司会を務める羽目となり、日本酒片手にZEPPET STOREや 
exDEEPの八田達の楽屋を廻って呑むのであった。 
あははは……締切真っ最中の深夜仕事は地獄だ。 

2月12日水曜日。新宿・居酒屋×2(何故ここまで呑まなければならないのか打ち上げ酒)。 
 間違えてブリッツに行くという大ボケかましながらも、 
ミッシェルのリキッドルーム・ライヴへ。 
勿論、そのまま打ち上げに突入。 
深夜0時頃だったか、かなりデキあがってるチバが 
「市川さん携帯電話借りていいスか?」 
「いいよ」 
「大阪の母ちゃんに電話しよ。市川さんも出てよ」 
はあ。 
「あ、夜遅くかけると怒られるからなあ……ヤメた」 
はあ。 

2月23日日曜日。浦和・スタジオ(やはり未遂酒)。 
 18時から浦和でNACK5の生放送。 
ゲストのHISASHIと盛り上がり、番組中からTAKUROに 
「呑みに行くから電話してきなさい」と呼びかける暴挙に出るも、 
結局浦和という自分たちが置かれている状況に気づいて、呑みは中止する。 
面倒臭いもんなあ、東京まで帰って呑むの。 

3月8日土曜日。九段・武道館(不可抗力の未遂酒)。 
 B-T久々のライヴは武道館。既に今井から「絶対来て下さいよ」伝言を 
貰ってはいたものの、なにせ超大締切―――楽屋打ち上げにはなんとか参加、 
5人にはちゃんと逢ったが、今井がそれで納得するはずも無し。 
私が会社に戻って原稿マシーンと化した朝4時、かかってきました今井からの電話。 
「待ってますから」。こいつの時間観念は本当、謎だ。 

3月12日水曜日。笹塚・呑み屋→某所・TAKURO宅(久々の地蔵酒)。 
 来月用のTAKURO取材をまず軽く呑みながら終えた頃に、 
今月用の取材を終えたJIROが合体―――久々に呑みますかと。 
来月を待て! 

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