音楽と人 95年10月号(表紙:シャ乱Q) 市川哲史の酒呑み日記62 死亡、の巻 7月7日金曜日。渋谷・和食屋→銀座NACK5スタジオ→ 渋谷・割烹居酒屋(気迫の巨人酒) 夕方、タワーレコード新宿店でPATAのトーク・ライブに出演、 巨人を憂えてまず呑むが夜9時に中断して各々仕事へ。深夜私の 番組で再び合体、オンエア中から既に呑み始める。勿論終了後も 呑む。PATAがアマ時代、ビデオ屋でバイトしてた話で盛り上がる。 当時無料配布したXのビデオは、PATAのコネでダビング料を割引され、 更にはパッケージは目を盗んでしこしこコピーしてたらしい。 三年寝太郎も頑張ってたのか――しみじみ。 7月14日金曜日。銀座・居酒屋(はいはい)。 今夜のゲストは、解散後初仕事になるKyo。「うわー、よりにもよって 市川さんだもんなあ」、どういう意味じゃ。例によってTAKURO乱入、 Kyoを必死で酒に誘うも明日が車の仮免試験の為、完全拒否。あ、 TAKUROが豆よりも小さくなった! 7月19日水曜日。下北沢・居酒屋→同・バー(かなり大酒)。 グルーヴァーズの藤井一彦と呑む。2軒目で偶然、シャ乱Qのつんくと 遭遇――約1時間話すが、つんくの「ロック水商売理論」とは正反対の 位置に立つ硬派・一彦が漏らした。「……ロックって奥深いなあ」。確かに。 7月21日金曜日。銀座・居酒屋(例の金曜酒)。 今夜のゲストは、鈴木慶一&白井良明のムーンライダーズ組+一彦。 しかし中年組は共に翌日が早朝仕事の為、終了後早々に消える。という事で、 はい、一彦とシンプルに呑みました――毎週毎週これでよいのだろうか、 俺は。わははは。 7月23日日曜日。御徒町・ビアガーデン→目白・バー (ビール+日本酒+……えーっと)。 池袋+上野HMVで一彦のトーク・ライブに出演、猛暑の中ビアガーデンで がんがん打ち上げ酒をする。何せこの日は厳しいスケジュールで、池袋から 上野まで山手線で移動したのだ。一彦に至ってはギター持って、である。 ああ、暑い。目茶苦茶呑むぞこの野郎。はい、呑みました。 7月28日金曜日。銀座・居酒屋(♪駄目なの〜に駄目ぇ〜なのにぃ酒)。 今夜のゲストはイエモンにヒーセに、前日呑んだ時の勢いからrosyの MIYUKI+KIWANOが飛び入り。紅二点にこっそり鼻の下全開のヒーセだったが、 明朝8時羽田集合のため泣く泣く番組終了後、速攻で帰って行った(笑)。 「来る」と言ってたのに来なかったTAKUROは、ギター・ソロ録り地獄に6時間 ハマってたらしい。ちなみに私とrosyは、やはり朝まで呑む。馬鹿。 7月29日土曜日。大阪・和食居酒屋→同・バー(うりゃどりゃ酒!)。 地獄のアリオラ全国行脚トーク・ライブ初日。案の定、前日の呑みがたたって 私は1時間遅刻する。わはは反省。12時東京→19時大阪。ISSAY+Kyo+ 二井原実+NOV(AION)+KEN-ICHI(ヴァレンタインD.C.)の全員が揃うのは この日だけだったので、猛暑と過酷な日程に既にヤケクソの我々はどおーんと呑む。 ちなみに翌30日、この日呑んだ店から食中毒患者が出て営業停止になった事を 聞いた。わははは。我々は幸運でしたな……おいおい。更に来月号につづく!