酒呑み日記61 6月9日。銀座・居酒屋(適量酒)。 NACK5ミッドナイトロックシティ今夜のゲストはJ。 途中TAKUROが例によって乱入し、放送中からいい感じの我々は 終了後そのまま呑みに。TAKUROはJと初対面で、普段の超お喋り癖が 全く影を潜めておとなしい。JはJで、「市川さん俺初めてだよ。 今までデビューは俺達の方が早くても、皆歳上ばっかだったからさあ。 TAKURO君本当に歳下の後輩なんだよぉー!!」。と盛り上がる。 大変だったんだな。 6月16日金曜日。渋谷・割烹居酒屋(微笑酒)。 今夜のゲストは橘いずみ。熱烈橘いずみ信者のTAKUROとJIROが乱入。 しかしいつもは番組途中に来るのに、今日は番組開始1時間前から 来て座ってやがる。熱意満々か。おいおい。 勝手に自分達のアルバム贈るんじゃねえ。 6月18日日曜日。新宿・ビアガーデン→下北沢・居酒屋(φ)。 17・18日で横浜+新宿トークライヴwithKENを終え、打ち上げがてら呑む。 皆忙しく1軒目で終わるはずが、あまりに店の選択を誤ったが為に、 結局深酒に。KEN地蔵になるなぁ! 6月26日月曜日。那覇・琉球料理屋→同・ソウルバー(久々の”無限酒”)。 ISSAYを伴ってB-Tの待つ沖縄へ飛ぶ。ISSAYの顔を見るなり相好崩して 喜ぶ櫻井の姿に、ああ疲弊しきった身体に鞭打って来てよかったなあ(ハート) ……と思うわけないだろっっっ。朝5時頃、私とISSAYは先に逃亡したが ISSAYが居るので私が帰るのを力ずくで阻止出来ない今井が、 憎悪の目で睨む。おお、今回は良い武器が出来た! 6月27日火曜日。那覇・寿司屋→キャバクラ実はランパブ →ソウルバー(”無限酒”2)。 寿司屋でアニイとしこたま日本酒を呑み、地元イベンターに 拉致された先はランジェリー・パブ。 この『ランパブの惨劇』の模様は『あとのまつり』を参照だぁぁ。 6月28日水曜日。那覇・ステーキ屋→同・クラブ→同・ソウルバー(”無限酒”3)。 2軒目のクラブに行ったら2年前別の店で逢った姉ちゃん達が居たりして、 そのおぞましい偶然に死ぬ。ちなみに櫻井はシーサー呼ばわりされていた。 この日も朝5時半、今井が地蔵化している隙に遁走しようとしたところ、 突然今井が野生の本能のみでがばっと起きたのは驚かされた。 こいつ首斬り落とされても、呑んでんじゃねえか? 6月29日木曜日。渋谷・割烹居酒屋(良い酒)。 取材後、橘いずみ嬢と晩餐兼呑みに。酒が呑めない彼女だが、 新鮮な山海の食材を徹底的に楽しんでいた。「市川さん、またギャラ無しで いいから美味しい物食べさせてくれる地方ラジオの仕事行こーねー(ハート)」。 募集しまーす。 6月30日金曜日。銀座。NACK5スタジオ(!!)。 番組のゲストはスパイラルライフ。銀スタ事故により俺と車谷は 開始30分前に浦和に飛ばされた末に途中でUターン、更には事故渋滞で 銀スタ復帰は開始60分後。石田は浦和に行ったっきり…… 車谷呑むぞ!「ロックですねー」、平和だな君は。 7月1日土曜日。ロンドンに出発――すみません紙足りないです。 『あとのまつり』参照! あとのまつりより。 6月27日 火曜日。 13時、はるばる沖縄で櫻井敦司+ISSAY「真夏のデカダンス対談」。 沖縄本島から小舟で30分の「神の国」久高島で撮影なのだが、 例によって櫻井が現れない。前夜の呑み会で、今井寿を市川が挑発した。 「明日は昼間っから島に行って写真撮るけど、冷たーいビール呑みながら 真夏の中過ごすのって最高だぜ? 明日1時今井も来い来い来い」 「う……起きれたら行きます」「無理しなくてもいいよぉ」 「行きます!」。誰も信用してなかったのだが、12時半頃ロビーに ジャージ姿の今井が登場し、スタッフに「まだ大丈夫?」 「1時集合ですよ」「よかったあー」速攻で着替えた今井は櫻井より 早く集合したのだ!「起きたら12時過ぎてて、やっべえーって慌てました」。 一寸の今井にも五分の魂。 目茶苦茶揺れる船にもめげず、気温34℃の島に14時半上陸。 帰りの船は16時出航しかなく、ハイスピードの撮影だ。堤防脇の珊瑚の岩場で、 写真通りの重装備ヨーロッパ仕様の二人がポーズする―― 汗をだらだら流しながら。ちなみに一行はその間、穴から出てくる 足の長いヒトデや岩場を走る便所虫、浅瀬を泳ぐウツボにいちいち反応して 怖がっていたのであった。あ、今井の顔面蒼白だ。 おーい、ビール呑ませてやれ――絵に描いたように完全復活する今井であった。 なお126頁の写真で、中睦まじい「昭和熱海デカダンス」カップルの 仲を引き裂かんばかりに、岩陰から覗いているの小悪魔は勿論、今井である。 さてぼろぼろに疲れた市川一行を待っていたのは、『酒呑み日記』でも 触れたランパブ「ドリカム」! この店は下着姿のお姉ちゃんが横に 座るのは当然の事、30分に一度ドリカム名物トークタイムってのがあって、 お姉ちゃんが膝の上に乗ってお話し、あげくの果てに顔の5cm前で 股間を揺らしながら踊ってしまうのだ。しかも、よりによってこうした 風俗が最も無縁のISSAYがそれに当たってしまった。 ひたすら全身硬直し瞳孔開いたまんまのISSAY――「ISSAYさん大丈夫スか?」 と遠くに座ってたユータが走り寄ってくる。終わった後のISSAY曰く 「死ぬかと思ったけど大丈夫、ずっと敦司の手を握り締めてたから。」えーっと。 7月2日 日曜日 ロンドンにて市川、BJC+土屋昌巳氏と伊レストランで夕食会。 ベンジーが土屋さんの外人妻に英語で責められてる光景は、何ともおかしい。 妥協を許さない妻も妻だが、何目茶苦茶言っても臆さないベンジーも立派だ。 さすがPUNKY BAD HIP。 達也は達也で凝っていたのが、眠ってる間に自分の前世に戻れるという 自己催眠の本――巻末に、自ら朗読して吹き込めば60分自己催眠テープが 作れるという台本付きだ。達也はフラットで何度か吹き込んだが、 その度に外を通って妨害される為、サウナに籠城して汗流しながら 撮ったらしい。ちなみに照井もそのテープを借りてチャレンジしたものの、 「ベンジーが喋りかけてくるもんで、いつまで経っても 催眠に入れんっくてさあ(笑)」。だわなー。 7月3日 月曜日 18時、ロンドンの韓国料理店で市川、吉井+ヒーセと呑む。 ちなみに欠席のアニイ+エマ兄弟は、ツアーで英滞在中の母と共に食事に。 慈しんでるよお。とにかく買物天国状態は強力で、その後フラットに行って 呑むも、異常な革製品の量に開いた口が塞がらない市川だ。 翌日、取材後四人に同行してカムデンタウンに出かけが、到着30秒後に 早くも緑のジャケットを買っているヒーセの素早さは何なんだろう。 歩いているだけで見知らぬ外人から声かけられているし―― ま、こんなベルボトム履いてる奴、ロンドンにも居ないからなあ。 あ、本誌読者用に吉井が買った歪んだサングラスをプレゼントします。 ちなみに釣り銭を10£ごまかされ、「鬼畜米英!」と激怒した後 奈落の底に沈んでいったそうです。 なおヒーセの几帳面さは海外でも健在で、毎朝吉井の朝食を作り、 アイスコーヒーを枕元まで運んで起こしてやるんだそうだ、 姉さんかぶりして踊りながら――1回£2。 安いんだか高いんだかよくわからない。