94'5 no.47 
忙しくて控えめ酒もたまにはいいだろう、の巻 

2月12日土曜日。横浜・横浜アリーナ→渋谷・パブ→青葉台・バー(史上最強の雪見酒) 
何じゃこの大白銀は。編集部の窓から呆然と外を眺めながら「今日のLUNASEA横浜アリーナ 
公演が中止になればいいな」と心の底で願ってしまった私です。ごめんなさい。 
仕事も多数残っており早々に帰りたかったのだが、何せ交通網が寸断されている。 
「ここは打ち上げに参加して、移動の足を確保するしかない!」、こんな邪悪な 
企みを抱いて楽屋打ち上げに参加した男がもう一人居た---土屋昌巳先生である。 
この邪悪さが災いしたのか、真矢のタクシーに同乗したものの雪で立ち往生し、 
渋谷まで1時間半もかかったのは私です。土屋さんとSUGIZOと3人で「おでん道」を 
極めたのは、愉しかったんですけどね。 

2月17日木曜日。都内・櫻井宅→渋谷・割烹居酒屋→同・バー→西麻布・クラブ(笑) 
先月号のSSTV用に、櫻井宅を夕方訪問する。8時から林アキオとラジオ打ち上げ予定の 
私は「絶対呑むまい」と心に決意してたものの、訪ねた瞬間からビールが続々と 
登場する。しかも、「実は今日、例の名酒“自爆”買って来たんですけど、市川さんが 
来るという本能が俺に買わせたんですよ、きっと」と、一升瓶を私に見せるのだ。鬼。 
当然の如く若干量摂取してしまい、8時半に慌てて飛び出す。「絶対帰って来てね、 
信じてるから。布団用意して待ってるぅ(はあと)」、ここは私の愛人宅か? 

2月23日水曜日。渋谷・パブ(打ち上げ酒)。 
渋公でマッド・カプセル・マーケッツのライブを観る。開演が遅れた上に怒濤の 
寒風攻撃---同行してたライター則末&本誌池谷と共に、終了後速効でおでん屋に 
走る。その後、打ち上げに顔を出すと、私の前にウォッカ瓶ごと1本置かれるでは 
ないか。はいはい呑めばいいのね。4人ともイイ調子である。実は3月12日 
渋谷クアトロのトーク・ライブのゲストを頼まれていた私なのだが、こいつら人前では 
徹底的に無愛想になる。「ちゃんと喋れよ」「嫌だ」。ISIGAKI、てめぇっ。 

3月6日日曜日。渋谷・割烹居酒屋→西麻布・バー(ビールと日本酒と・・・私は誰?) 
デカダン師弟対談。徹夜深酒が予め義務づけられてるかのような取材である。 
ISSAYに久々に逢えたのが嬉しいのか、こんなに饒舌な櫻井はそうそうお目に 
かかれない。時計が12時を回った瞬間に櫻井が、「今日、俺の誕生日なんです」 
よくわからんがメデタいぞ。 
2軒目。偶然、打ち上げ中の山下久美子に遭遇する。ひたすら盛り上がって 
唄いまくる彼女に圧倒されていると、ユータも来店。いよいよ収拾がつかなくなる。 
「市川さん久しぶりだよねー」確かに久美子嬢とは5年振りかもしれない。 
連日の重労働に睡魔、いや地蔵魔が私を襲い始める。やばい。櫻井とISSAYは 
愉しさを続行してるし、「どうしようか」と煩悶中の私にユータが「今井さんも 
そろそろ合流しますよ」。ええ!?そうだ今日はソフバ渋公ライブだったんだ.... 
朝5時。私は「ロック界のこの世の果て」今井寿の来襲前に、そそくさと脱出した。 
帰り際、「何故帰るの!」と久美子嬢に懇々とお説教されながら。ああ。 
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