酒呑み日記42 祝「大」復活!でも私は嬉しくない、の巻 
 単に私の酒呑みの記録です。ではいきます。 

 9月8日水曜日。六本木・櫓茶屋(ビール3 日本酒熱燗9 冷酒11) 
 来日中の「ポップ界期待の新星」ジェリーフィッシュが、 
低予算で済ませたいという東芝の希望により「櫓茶屋」に行く。 
確かに提灯や下駄箱は日本的かもしれんが、単に誤解を助長するだけなのではないか? 
 ちなみに本人達が「コンナウマイモノクッタコトナイ!」と大感激したのは、 
枝豆とたこ焼とサンマ。そのあまりの情けなさに腹が立った私は、 
呑み易いのをいい事に冷酒をしこたま呑ませまくっておいた。 
翌日死んだらしい。 

 9月19日日曜日。渋谷・割烹居酒屋→同・バー(生ビール4 冷酒5 
ウォッカトニック5 よく知らんカクテル4) 
 ロージー・ロキシー・ローラーのKIWAKOとジェリーフィッシュの 
ライブを観て、呑む。待ち合わせで40分待たされた。 
女性+バンドマン――遅刻の必要十分条件の出逢い、とつくづく思う。 

 9月23日木曜日。都内・今井宅(沢山の酒) 
 久々にB-T今井寿と家で呑む。「犬を飼う」と言うのでビーグルを勧める。 
途中、星野英彦が愛犬じゅぴ太を連れて合流。じゅぴ太は私が勝手に命名して 
「酒呑み日記」で発表した為に、それまでのCoCoから改名する羽目と 
なっただけに、今井を無視して今回も私が名づける事にした。 

 9月25日。池袋・ビヤホール(ビール∞) 
 池袋WAVEで、シルヴァードッグスFUJITO&OMMYとのトーク・ライブ終了後、 
次の仕事までの空き時間に少し呑む。 
ドイツ民謡楽団の生演奏付きという店の配慮に、「うるさくて話出来へんじゃん」 
と怒るのはいいが、レコード会社の奴を「乱入して唄ったら1万やる」 
とそそのかすのはやめろ、FUJITOよ。 
ほら、隙を突いてピアノを弾いたら顰蹙買ったろ? 

 10月3日日曜日。渋谷・海鮮居酒屋→外苑前・屋台→西麻布・業界バー 
(近年稀に見る大酒量) 
 まず21時から呑みつつPATA取材。このまま呑みたそうにしてたが、 
私は24時半から櫻井の取材がある。「終わるまで今井とでも呑んで待ってるか?」 
「今井君ん家に行ったら朝までファミコンになっちゃうからなあ」。 
翌朝広島に発たねばならないPATAは珍しく理性によって断念する。 
 スタジオの会議室で取材を終えて櫻井とロビーに出たら、何の用も無い 
今井寿がソファーに寝っ転がっている。 
「何してんだよ」「終わるの待ってました。さ、さ、呑みに行きましょう」。 
業よのお。さて今井は私の希望通りビーグルを購入してたのだが、 
既に「BJ」なる名前をつけているではないか。最近凝っている 
ブラックジャックを意味しているらしいが、博打を名前にするとは 
犬不幸者!そこで私が新たに名づけた――「負」今井作詞の自信作 
”Madman Blues”の中の「200%負のパワー」から引用した「ふ」。 
なんと神々しい名前なんだろう。「負け犬みたいで嫌ですよおー」。 
我儘な奴だなあ、誰の犬だと思ってんだ。ファンの皆さん、 
誰がなんと言おうと「負」です。 


あとの祭り

10月3日日曜日
 21時、日曜なのに日曜なのに日曜なのにPATAの取材である。
当初は、別の場所だったのだが、以前市川と呑んだ事がある渋谷の割烹居酒屋をPATAが指名
―よう憶えとる奴っちゃのお。

 その後市川は24時に店を出、雨の中24時30分にビクター青山スタジオへ……
なんとこれから櫻井敦司のインタビューである。
ちなみに、B−Tは当日沼津でライブ本番を終え、バスで一気に帰京してきてそのまま取材となる。
 疲労のピークにも拘わらず、「市川さんの作る新雑誌の創刊号なんだから」
と泣かせる台詞を吐く櫻井に、関係者一同号泣する。
ん?でもウチは無理にこの日じゃなくてもよかったんだよなあ。
何故、皆でこんな過酷な目に進んで遭ってるんだあ?黒山の死人だかりであった。
 ちなみに、写真に何故、関係無い今井が写ってるのかというと、
暇だったから、ただそれだけの話だ。
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